ゴルフ72のコツ
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ゴルフの飛距離とバックスピン量の関係

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ゴルフの飛距離には複雑な物理要素が絡んでおり、単純にヘッドスピードが速ければ飛ぶとは限らないのが難しい部分です。どれだけ早くクラブを振っても、ヘッドの入射角(≒打ち出す角度やバックスピンの量)が適切でなければ、最大の飛距離は得られません。女子プロゴルファーはアマチュア男性と同程度のヘッドスピードなのに、彼女たちの方が遙かに飛ばす理由は、適切なスピン量と打ち出し角度を身に付けているからです。

まず、飛距離とバックスピン量の関係性についての、物理的な話です。ゴルフの飛距離は、ボールの打ち出しスピード・打ち出される角度・バックスピンの量、という3つの要素で決まります。ヘッドスピードが速いほど、ボールの打ち出されるスピードも早くなり、この要素については基本的に正比例の関係です(※注)。

※注;当たり前ですが、クラブの「芯」を外したミスショットでは、反発力が削がれて最大ボールスピードは得られません。以下も全て、芯で捉えたショットと前提して解説します。

しかしバックスピン量と打ち出し角については「適正値」があって、多すぎても少なすぎても飛距離は削がれます。

ゴルフの飛距離とバックスピン量の関係

具体的には、バックスピン量が多すぎると、打ったボールは高く吹け上がってしまい、キャリーの距離が意外に伸びません。しかも、落ちてからのラン(転がり)が極端に少なくなるので、トータルの飛距離は更に大きく減少します。ドライバーショットを平坦で乾いたフェアウェイに打てば、適正スピン量なら20ヤード位は転がるものですが、スピン過多で吹け上がった球だとほとんどランが出ず、10ヤードすら転がってくれません。

ではスピン量が少なければ良いのか?となりますが、実はバックスピン量が少なすぎると(ランは増えますが)キャリーの距離が大きくロスするので、トータルの飛距離はやはり理想値よりも大幅に飛ばなくなります。サッカーの無回転フリーキックが、ボールが空気抵抗に負けて途中で不規則にドロップするのと同じです。

バックスピン量は、主にクラブのロフト角とヘッドスピードで決まります。ロフト角が大きいほど、またヘッドスピードが速いほど、バックスピン量は増えます。ヘッドスピードが40m/s未満の人が、ロフトの立ったドライバー(9度以下)で打てば、途中で球がお辞儀するようにドロップする事が大半ですが、これはスピン量不足が原因です。

低スピン&高打ち出し角が最も飛ぶ!

ということで、理想の飛距離を得るためには、適切なスピン量が必要なのです。かつては、ドライバーだとバックスピン量が毎分2000〜2500回転で、12〜15度程度の角度で打ち出すのが理想・・・などと言われていました。ですが最新の研究では、アマチュアの平均ヘッドスピード(40m/s)なら、バックスピン量を1700〜2000回転/分まで減らし、逆に打ち出し角を15〜17度位まで高くする方が、ランが増えてトータルの飛距離が出るという実験結果も出ています。

近年売られているドライバーは、打ち出し角が高くなりやすい低重心モデルが大半です。加えてヘッドの素材や形状なども工夫して、バックスピン量が増えにくいよう設計されています。従って、最も飛距離の出る「低スピン&高打ち出し角」を実現するには、クラブはその要素を備えているので、あとは打ち手の技術の問題となります。

実はアマチュアゴルファーの大半が、ドライバーのスピン過多に陥っています。上記のように理想は2000回転前後ですが、100を切れない低級アマの人は、多くが4000回転前後と理想値の倍というスピン過多だという統計があります。これでは球が吹け上がりすぎて、ランが出ないのは無論、キャリーの飛距離も相当にロスしています。しかも吹け球は滞空時間が長いので、風の影響も大きく受けるため、不確定要素も大きくなり、スコアアップには二重にマイナスです。

ヘッドの軌道と飛距離

アマチュアゴルファーがスピン過多な理由は、クラブヘッドの軌道にあります。初心者ほど、ボールを力一杯ひっぱたこうとする余り、トップからボール方向へクラブを振り下ろそうとして、過度のダウンブロー軌道でボールを捉える傾向が強いです。同じロフト角のドライバーでも、ダウンブロー軌道だとインパクト時に下向きの摩擦が加わり、バックスピン量が増えてしまいます(卓球のカット打ちやテニスのスライスショットと同じ原理)。

女子プロや上級者は、横から払い打つ〜しかも若干アッパーブロー気味に捉えているので、ロフト角以上にバックスピンは発生しません。しかもアッパーブローなので打ち出し角度は高くなって、キャリーの距離も稼げるのです。

ゆるやかなアッパーブローが最も飛ぶ!

とはいえ、理想のアッパーブローの角度は、ごく僅かの緩やかなものです。ドライバーのロフトが10〜12度位なので、理想の打ち出し角(15〜17度)から逆算すれば、角度はせいぜい5度程度になる訳です。アッパーブローを目指すといっても、打ったあとに後方に反り返ってしまうような「明治の大砲」「カチ上げスイング」とは全く違うのです。

常に弾道がスライスの低級アマチュアは、アウトサイドインのカット軌道(必然的にダウンブロー過多になる)か、フェースが開いてインパクトしている(ロフト角が増えている)ので、必ずバックスピン量過多になります。ですから飛距離を伸ばすためには、スライス癖を直す事と、上記の「低スピン&高弾道」を実現する事は、共通する課題だと言えます。

そのためには、まずは過度のダウンブロー軌道を矯正すべく、脇が閉まってクラブヘッドがインサイドから低く振られるスイングへと改造する必要があります。これは、ハイドローを打つのと同じスイング軌道です。

ゴルフの飛距離とバックスピン量の関係まとめ
・最大飛距離を得るためには、低スピン&高打ち出し角度が理想
・大半のアマチュアは過度のダウンブローでスピン過多になっている
・ゆるやかなアッパーブロー=インサイドから払い打つ事が重要

但し、ゆるやかなアッパーブローというのは、中々マスターするのが難しい軌道で、かなり練習量が必要です。スライスを治さない方が100切りしやすい!?で述べたように、当サイトでは手っ取り早く100を切りたいだけなら、スライス癖を直さない方が簡単だと勧めています。

ですがその先のレベル〜90切りを目指す位になってくると、スライサーのままでは少々難しくなってきます。当サイト管理人も、100切りした直後はまだスライス癖が治りきってませんでしたが、80台を出せる頃には完全にドロー系の球筋をマスターし、飛距離も20〜30ヤードは伸びていた・・・と記憶しています。

何より、飛距離が出るようになった方がゴルフは楽しいです。打ち出し角とスピン量が適正ならば、理論上はヘッドスピードが40m/sでも最大240ヤード飛ぶのです。より上のレベルを目指したいなら、この「ゆるやかなアッパーブロー」の習得を目指してみましょう。

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