ゴルフ72のコツ
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世界で最も長いショートホール(PAR3)

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「世界で最も長いショートホール(PAR3)の距離は」と問われると、皆さんはどの位の長さを想像するでしょうか?

プロゴルファーの世界では、飛距離の増加に伴い、コースの距離が長くなっている事を知っている人は多いでしょう。米PGAツアーを見ていると、250ヤードを超えるPAR3のホールもさほど珍しくないです。では世界一長いとなれば、300ヤード近くになるのでしょうか?

正解は「361メートル(395ヤード)」です。南アフリカ最北部のリンポポ州にある、レジェンドゴルフ&サファリ・リゾート(Legends Golf & Safari Resort)というゴルフコースに設置されている、エキストラの19番ホールがそれに該当します。

★世界一長いPER3=361メートル(395ヤード)

こう聞くと「え?400ヤードもあったら届かないじゃん?」と思われるでしょう。勿論これには、凄いカラクリがあります。このエキストラの19番ホールは、グリーンよりも400メートル以上高い崖の上から打ち下ろすという、特殊なホールなのです。

上の動画であるように、ティーグラウンドはコースより遙かに高い岩山の上に設けられているのです。グリーンまでの水平距離は361メートル(手前のフェアウェイ部分までは280メートル)もありますが、430メートルという超絶な打ち下ろしになっているので、何とかプレーできるという仕組みなのです。話題性やギネス記録を狙って作られた、特殊なホールです。

追加料金が必要だが、ホールインワンで100万ドル!

プレーヤーはヘリコプターに乗って(!)移動します。また打った球がちゃんとグリーン付近に飛んだのかを見て合図を送る判定員(?)も居ます。このような仕組みを取らない限り、プレーすることが出来ないという、まさに「エキストラ」なホールなのです。

ゆえにこのホールをプレーするには通常料金とは別に、ひと組あたり千ドルほどの追加料金がかかります。そしてホールインワン賞として100万ドル(約1.1億円)が贈呈されますが、パーセーブすることすら極めて困難で、ホールインワンの達成者は今までゼロだそうです。

近年は、世界中でユニークなゴルフ場の建設が増えていますが、さすがに高低差400メートル以上というホールは類を見ないです。ゴルフマニアの人達に「一度プレーしてみたいコースは?」と問えば、セントアンドリュースがオーガスタナショナルがトップを争うでしょうが、こういうゲテモノコースをプレーしたことの方が、生涯の自慢になるかも?

このレジェンドゴルフ&サファリ・リゾート、その名の通りサファリパークの敷地内にあり、通常の18ホールのゴルフ場の他にも、ライオンなどの野生動物を見るツアーもあります。宿泊料金もトリバゴ等で探せば1泊2万円程度からあるようなので、プールやラウンジバーなども備わった高級リゾートとしては、比較的リーズナブルではないでしょうか。

なお同リゾートのある南アフリカのリンポポ州は、乾季の5〜9月あたりが観光シーズンとされています(南半球のため日本とは気候が逆で、12〜2月が真夏です)。

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