ゴルフ72のコツ
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デビッド・レッドベターのAスウィング

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デビッド・レッドベター氏は、世界で最も有名なゴルフのティーチングプロの一人で、ニック・ファルドやアーニー・エルス、リディア・コーなどのチャンピオン選手を育て上げたことで評判が高いです。そんなレッドベター氏が2016年に発表した最新のレッスン書が「Aスウィング」という理論です。ここではAスウィングの大まかな内容と重要な点をまとめました。

Aスウィングの基本部分は、体の捻り(同書で「コイル」と表現されるもの)をベースに球を打つというもので、俗に言うボディーターンスイングです。それらの理論は、レッドベター氏が20年以上前にまとめた名著「アスレチックスウィング」から変わっていません。Aスウィングの内容で大きく変更された部分で、重要なポイントが、アームローテーションをしないという点です。これは世界のゴルフレッスンの大きな地殻変動となるであろう、大転換と言えます。

モダンゴルフ(ベン・ホーガン)に代表される、古来から評判の高いゴルフスイング理論では『前腕を時計回りに捻り、ダウンスイングで戻す』という、いわゆるアームローテーションが不可欠とされていました。日本でも、ホーガンの流れを踏襲する陳清波プロ〜森守洋プロのダウンブロー打法から、「手打ちしろ」で有名な桑田泉プロまで、多くのレッスンでこのアームローテーションをゴルフスイングで不可欠な行為だと位置づけています。

しかしレッドベター氏は、最新のAスウィングでこのアームローテーションは「すべきではない」と持論を変更しています。この20年でゴルフクラブが進化した(ヘッドの大型化、シャフトが長くなった等)事に合わせて、スイングも変えるべきだという結論になったと言います。ゆえにバックスイングでは一切腕を回転させず、腰の高さ以降は垂直にクラブを上げていき、シャフトクロスのトップを作ることを説いています。

実際にレッドベター氏が現在教える最高傑作といえる、女子で世界ランキングナンバーワンになったリディア・コー(ニュージーランド)のスイングが、Aスウィングのお手本となる形です。下記の動画では、アームローテーションを行わず、ハーフウェーバック以降は垂直にクラブを持ち上げ、シャフトクロス気味のトップになっている事が分かります。


リディア・コーのスイング動画(レッドベターアカデミー公式)

レッドベター氏はAスウィングの再重要ポイントとして「再現性の高さ」と「身体の動きのシンクロ性」を説いています。アマチュアゴルファーが、いつでも同じ球が打てる再現性を得るためには、アームローテーションを行わない方が簡単で正確です。そしてアームローテーションをしないで、かつ身体の動きのシンクロ(連動性)を損なわないためには、あえてシャフトクロスのトップを作ることがベストだという結論です。

再現性を高めるにはアームローテーションを行わないのがベスト

当サイト管理人も、この考え方には賛同です。アームローテーションを使うスイングでは、どうしてもフェースローテーションの量が過剰になり、インパクトでスクエアに戻すのが難しいです。振り遅れによるプッシュアウトスライス、引っ掛け(チーピン)、両方が発生するリスクが高まり、安定感が著しく下がります。腕を回転させずにスイングすれば、フェースローテーションは身体が回転する分(約90度)以上には回りませんから、再現性が高くなります。

もう一つ特徴的なポイントが、グリップです。Aスウィングでは左手は右に捻るフックグリップ(セミストロング)ですが、右手は左に捻るウィークグリップに握ることを勧めています。つまり、両手とも外から内に絞るように、右手と左手が対称になるようなグリップです。一般的なゴルフレッスンは、左手に合わせて右手もフックに握るか、もしくは両手ともスクエアグリップ(ウィーク気味)に握るか、どちらかなので、かなり特殊な教えです。

そのグリップから、インパクトで手首を返さずに振るという内容も特徴的です。通常のスイングでは、フォローで右手の平が地面に向く(左手の平が空へ向く)よう、手首を返す訳ですが、Aスウィングでは右手の平が空へ向き、左手の平が地面を向くよう、手首を返さない事が教えられています。言い換えると、右手首が手の平側に、左手首は甲側に折れるように振り抜くことになり、いわゆるヒンジングという動きになります。これはハンマー打法やオースチン打法などと同じ手首の使い方です。このヒンジングの動きは、インパクト前後でフェースが開閉しないので、左右へ球が曲がる確率が下がり、正確性が増すのがメリットです。

それ以外の要素としては、ダウンスイングは腰を左へ移動させる事から始めるとされています。いわゆる「バンプ」と呼ばれる動きですね。しかしアマチュアゴルファーは下半身の動きが過剰になりがちなので、あまりバンプの意識を強く持たず、インパクトで左足一本で立つイメージでOKだと思います(それだけでも腰は十分な量、左へ移動するから)。あと、脇を閉めて振ることも重要だと説かれています。これは慣性モーメントを小さくして、ヘッドスピードを上げる効果があります。

下半身リードや脇を閉めて小さく回ることは、他のゴルフ理論でも通じることで、基本事項だと言えるので、特に当ページで言及する必要もないでしょう。Aスウィングで重要なのは、やはりアームローテーションを行わない、という一点に尽きます。

そして当サイト管理人が最も感心したのが、レッドベター氏が「Aスウィングの全てを完璧に取り入れる必要はない」と言っている点です。要約すると、すでにある程度自分の感性が身に付いているゴルファーが、スイングを100%全面改良するより、可能な範囲でAスウィングの理論を取り入れていけばよい、という事です。プロゴルファーと違い、アマチュアは練習量が限られるので、今までに身に付けた感覚をゼロにリセットして新たなスイングを学び直すのには無理がある、と言う訳です。

レッドベターのAスウィング 内容と評判まとめ
・身体の捻りで打つという基本はアスレチックスウィングから変わっていない
最重要ポイントはアームローテーションを行わないで打つこと
・グリップは左手はストロング、逆に右手はウィークに握る
・インパクト前後で手首を返さず、ヒンジングさせる
・全てを真似する必要は無く、可能な範囲から取り入れていくべし

本当はAスウィングの書籍内では、もっと事細かに身体の動きや角度など、理想とされる動きが書かれています。しかしそれらは、すべて完璧に真似する必要は無いとレッドベター氏は言っており、当サイト管理人も同意なのであえて細かな部分の紹介は省略しています。より詳しい内容を知りたい人はAスウィングの本 を購入して読んでみて下さい。

一番重要な「アームローテーションを行わずに打つ」という点以外は、レッドベター氏が言うように、できる範囲で少しずつ改善していく〜という方針で十分だと思います。この徐々に変更していける面も含めて、当サイトがアマチュアにお勧めできるゴルフ理論の一つです。

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