ゴルフ72のコツ
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ドラコン世界記録(551ヤード)マイク・ドビンのスイング動画

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ゴルフの歴史上、最も遠くにボールを飛ばしたのは誰でしょう?テレビの企画等で、氷上やらとんでもない打ち下ろしやらで作られた記録もありますが、ゴルフ場で正式に認定されたものでは、一体何ヤードでしょう?正解は、アメリカのドラコンプロ=マイク・ドビン選手が、2007年に打ち立てた「551ヤード」というのが世界記録です。

以下は、世界一の飛ばし屋=マイク・ドビンのスイング動画です。ヘッドスピードは軽く振っても60m/sを超え、最大で約73m/sを記録するという、ど迫力スイングです。

マイク・ドビンのスイングは、ドラコン選手としてはかなりコンパクトなトップ(シャフトが地面とほぼ並行)に納まっています。ただし左足のかかとを大きくヒールアップしており、ダウンスイングで思いっきり踏み込んで地面反力を最大限に使って、ヘッドスピードを上げている事が分かります。

それより何より、目につくのがその巨体です。インタビューしてるなみきちゃんは推定150センチ前後の小柄ですが、それを差し引いても凄い体格です。公式サイズは、身長203センチ(6フィート8インチ)、体重140キロ(310ポンド)という事です。動画では、彼の後に出てくるドラコンプロ2人もかなりマッチョな男ですが、それでもマイク・ドビンには及びません。筋力は「筋繊維の太さ」に比例するので、握力や背筋力などもまず間違いなくナンバーワンでしょう。

確かにドラコンプロの中には、ジェイミー・サドロウスキーや今泉健太郎など、細身で一般人並の体格の人も居ますし、マイク・ドビン自身も柔軟性が重要だと述べていて、水泳やヨガなどもトレーニングに取り入れているそうです。それでも彼の並外れたガタイを見ると、ドラコンは結局、フィジカル・パワーが第一のゴリマッチョな世界なのだと感じてしまいますね。

マイク・ドビン選手のアラカルト
・ヘッドスピードは最大で時速163マイル(日本流に直すと72.8m/s)
・ドラコン競技での最大飛距離は463ヤード
・HSが速すぎて、フォロースルー時に背中でシャフトをへし折った事もある

なお、この551ヤードが記録されたのは、ドラコン公式ツアーのイベント中だったそうですが、細かい情報は英語圏でもあまり残っていないので、かなりマイナーな場面であったと思われます。ゴルフ場名も実はよく分からないのですが、アメリカのネバダ州ヘンダーソンという事なので、やや高地(Wikipediaによると標高5〜600メートル)な場所で、ボールが飛びやすい環境だったようです。他の記録よりもずば抜けて飛んでいることから、猛烈な追い風が吹いていた事も間違いないでしょう。

※球技では、標高が上がる毎に空気抵抗が弱まるので、ボールが飛びやすくなる。例えば大リーグのコロラド・ロッキーズの本拠地=クアーズ・フィールドは標高1600mもあり、打球が約9%ほど伸びる計算なので、球場が大きく作られていたり、ボールに加湿処理を施して飛距離を抑えている。

ちなみに、ギネスブックに記録されているゴルフの最長飛距離は、マイク・オースチンの515ヤードです。当サイトで紹介しているオースチン打法の始祖となった人です。ちなみにマイク・オースチンも、身長188センチの大男でした。

世界一の飛ばし屋=マイク・ドビンのスイングまとめ
・トップはコンパクトだが、ヒールアップして地面反力を使っている
・ヘッドスピードを上げるには(本人曰く)リラックスと柔軟性が重要
・だが(マイク・オースチン同様)結局は圧倒的な体格とパワーが武器

野球やサッカーなど全てのスポーツで、日本人は欧米人にフィジカル負けしており、それを技術や正確性で補っているのが現状です。ところが、ドラコン競技は純粋に飛ばすことだけが目的ですから、体格や筋力が劣る日本人には世界で戦うには厳しすぎる競技です。野球の大谷翔平やテニスの大坂なおみがそうであるように、海外選手に見劣りしないフィジカルの日本人が現れない限り、ドラコンで世界と戦える日は来ないでしょうね・・・。

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