ゴルフ72のコツ
初心者でもお金を掛けず、最小限の練習でゴルフが上達するコツを紹介します。

坂田信弘のジャイロ打法

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坂田信弘氏は元ツアープロであり、その後レッスンの世界で一躍有名になった人物です。氏の運営するゴルフスクール「坂田塾」では、プロテスト合格者30人以上、また古閑美保や上田桃子などトッププロも排出しており、名指導者として知られています。

そんな坂田プロが、自らの「老い」の経験に基づき、主に年輩ゴルファーに向けて考え出したのが「ジャイロ打法」と呼ばれる、正確性を追求するゴルフスイングです。ジャイロ打法の仕組みはきわめてシンプルです。一言で表せば、左右のかかとをひっつけてスタンス幅をゼロにして打つ、それだけです。

ジャイロ打法は、ちょうどコマが一本の軸を中心に回り続けるように、そろえた両足を軸に、身体全体を右から左へと回転させて打ちます。スタンス幅を狭くすれば、体重移動が起きないのでスイング軸が安定し、ミート率や方向性が良くなります。最大飛距離は落ちるものの、正確性が大幅にアップするという打ち方です。

通常のゴルフスイングでは、テイクバックからトップでは右足へ、ダウンスイングからインパクトの際には左足に軸が移る「二軸打法」になります。一方、スタック&チルトのように、左足体重のままスイングを行う「左一軸」や、その正反対で右足体重のままという「右一軸」のスイング理論もあります。

ジャイロ打法も一軸スイングですが、揃えた両足を一本の軸としてコマのように回るので、あえて分類するなら「中央一軸」となります。よって普通のスイングに限りなく近いので、特殊な身体の使い方をする左一軸や右一軸より、はるかに簡単にマスターできます。坂田氏によると、ジャイロ打法はアマチュアの人でも2ヶ月?もあればマスターできる打ち方だそうです。

ジャイロ打法のコツとデメリット

ジャイロ打法は究極のボディーターンスイングです。従ってジャイロ打法を打ちこなすコツは、中井学プロのヒップターン理論などと同じで、決して手でクラブを振ろうとせず、腕とクラブを一体にして身体の回転だけで球を掴まえにいくことです。

地面から長いクラブで試すのは難しいので、最初はウェッジなど短いクラブや、ティーアップしたドライバーで練習すると、コツが掴みやすいでしょう。

一方、ジャイロ打法のデメリットは、方向性はアップするが飛距離が確実に落ちることです。ドライバーで2〜30ヤード、アイアンでもワンクラブ程度は飛距離が出なくなります。

他のデメリットとして、傾斜地では打ちにくくなることも挙げられます。ゴルフでは、つま先上がりや左足下がりなど、様々な傾斜のライから打つ必要があります。通常、傾斜地ではスタンスを広げて下半身を安定させてスイングするのが定石です。しかし坂田流ジャイロ打法は、両足をぴったりくっつけてアドレスするので、傾斜地でバランスを保って立つことが難しいです。

また、スコアとは直接関係しませんが、他人から決して格好良くは見えないこともデメリットと言えるかもしれません。コースで両足ピッタリひっつけてフルスイングしていれば、いかにも素人っぽく見えてしまいます。

このように、ジャイロ打法は正確性こそ高いものの、デメリットも生じる打ち方です。従って全てのショットをこの打ち方にしないのも、有効な戦略でしょう。すなわち、通常のショットをベースにしつつ、フェアウェイが極端に狭いホールや、100ヤード以内のアプローチショットなど、方向性が求められる状況でジャイロ打法で打つ、と使い分けるのです。通常時もボディーターンスイングで振っている人なら、単にスタンス幅を狭めるだけなので、違和感なく使い分けれるはずです。

ゴルフ上達「究極リズムシンクロ打法」
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