ゴルフ72のコツ
初心者でもお金を掛けず、最小限の練習でゴルフが上達するコツを紹介します。

シャンクが治らない原因と意外な矯正方法

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アマチュアゴルファーを悩ませるミスの一つが、アイアンのソケット(シャフトが付いている出っ張り部分)に当たり、極端に右へ飛んでいってしまう「シャンク」です。

シャンクは右45度位に飛び出すので、ほぼ確実に林の中(OB)か隣のホールへ行ってしまうので、スコアが崩壊します。ゴルフ100切りで最もやってはいけないことの一つ=二打目以降のOBをやってしまう事になる訳です。シャンク癖のある人は、ラウンド中に出る事が無いよう、徹底矯正する事が必要です。

シャンクの原因は、クラブのソケット部分に当たっている訳ですから、ダウンスイングでアドレス時よりもクラブヘッドが前方(体から見てボール方向)へ出てしまっている訳です。根本的な原因は、この一点しかありません。

巷では、シャンクの原因としてアウトサイドイン軌道だとか右膝が前に出てるだのコックがどうたら・・・と細かい事が書かれていますが、そんな細部に拘っていても治りません。上級者がたまにシャンクするという場合は些細な理由ですが、初心者が身体の細部を意識しても無意味です。根本的なスイングの間違いを矯正しなければ本末転倒、一生シャンク癖は治りません。

シャンクが起きる根本的なメカニズムは、ボールを叩きにいく意識(手や上体で打ちに行く)が強すぎて、上体がボール方向へ突っ込むことです。特に初心者は8割以上が、ボールを叩きにいく意識が強すぎることで上体が前のめりに突っ込んで、ボールとの距離が詰まってシャンクしているケースです。

シャンクが起きるメカニズム

言い換えると、手打ちスイング=シャンク癖の原因、だという訳です。特にスライス癖の強い人=右肩が前に出てカット軌道(アウトサイドイン)になっている人ほど、シャンクが起きやすいスイングだと言えます。

もう一つ、スイング自体は手打ちでなくボディーターンで振っていても、下半身が不安定な人は、バランスを崩して体が前に突っ込み、シャンクが出る場合もあります。打った後にフィニッシュの形が取れずにバタバタと姿勢を崩す人や、左足が大きくめくれ上がる癖のある人、などは下半身が不安定なことを示しています。

従ってシャンクを出さないためには、手や上体でボールを打ちに行こうとせず、身体全体でクラブを振るスイングに変えることが不可欠です。ボールを叩きにいくスイングではなく、身体全体でクラブを振りその途中にボールがあるからヒットする・・・という感覚でスイングすべきです。そして下半身を安定させてインパクト〜フィニッシュでぐらつかない姿勢を保てるようになる必要があります。

シャンクの原因まとめ
・原因の8割方は、上体でボールを叩きに行って前のめりに突っ込むから
・下半身が不安定なことが残り2割の理由
・この二つを治さなければ、突発的なシャンクが起こり続ける

意外な矯正方法〜むしろボールに近づけ!

まず、シャンクの矯正方法として間違っていること、絶対にやってはいけないことは、足とボールとの距離を遠ざかるです。

シャンクの原因が軌道が前に出ていることから、初心者は「ボールから離れれば前に出ても大丈夫」と勘違いしがちです。しかし、足とボールとの距離を離しても、ボールを打とうとする意識が強ければ、結局は身体が前のめりに突っ込んで軌道が乱れ、シャンク癖は治りません。

ボールを叩きに行く手打ちスイングだと、むしろボールから離れるほど、ボールを叩くために身体が前に突っ込みやすくなり、距離が詰まってかえってシャンクしやすいです。また球から離れれば離れるほど、スイングの軌道がフラット(横振り)になるので、前方へ引っ張られる遠心力は強くなり、シャンクが出るのです。

従ってシャンク癖のある人は、むしろボールと足との距離を近づいたアップライト(縦振り)のスイングにした方が、前方への遠心力が小さくなり、また前傾姿勢が起きあがるので前へ突っ込む(引っ張られる)要素が少なくなります。そしてボールとの距離が詰まっているほど、手元を身体から離さずに振る意識が強まるので、シャンクは出にくくなります。

★シャンク矯正の意外な方法=ボールに近づけ!

ゴルフというのは不思議なスポーツで、ミスの原因が分かっても、対処方法は真逆の事を行う方が有効な場合もあるのです。シャンクが治らない人は、思い切ってボールの近くへアドレスを変えてみましょう。

シャンク癖を治す方法まとめ
・手打ち厳禁!ボールを叩きに行こうとせず、身体全体でスイングする
・下半身が不安定(フィニッシュが崩れるスイング)だとシャンクは起きる
・ボールとの距離を離れるほど、遠心力で身体が突っ込みやすくなる。逆に球に近づくアップライトなスイングほど、逆にシャンクしにくい

ゴルフが上達するには、手打ちを治して身体全体をムチのようにしならせて振るスイングにすることが絶対不可欠です。身体全体で振ると飛距離が伸びるだけでなく、実はシャンクも起こりにくくなる訳です。初心者の人は、ある程度ボールに当たるようになったら、身体全体でクラブを振る感覚を身に付けていくべきです。

とはいえ、シャンクはプロゴルファーでも起こる事のある、突発事故のようなものです。あのタイガーウッズですら、1日に2度もシャンクした(2012年のマスターズ)のですから、発生を100%防ぐのは無理なのでしょう。シャンクは一度出ると、連続して出やすいという性質もありますから、ラウンドで突発的に出たら「シャンク病が治らない・・・」などと原因を悩まず、さっさと切り替えてプレーするのが最善です。

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