ゴルフ72のコツ
初心者でもお金を掛けず、最小限の練習でゴルフが上達するコツを紹介します。

不調から脱出!ゴルフで調子を良くする方法

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ゴルフに限った話ではありませんが、スポーツを続けていると、必ず調子の善し悪しという「波」が訪れます。そして不調になると、左右両方に曲がる人も居れば、スライスばかりになる人、突然シャンクが出る人や、飛距離が落ちる人など様々です。初心者の場合、スイングが不安定なので、スランプの原因が分かればそれを矯正することで元に戻る事も多いですが、自分のスイングが固まっている中級者以上の場合、悩みは深刻になりがちです。

身体の各部位の動きは変わっていないのに、ショットが不調な場合の原因は、タイミングがずれている可能性が高いです。バックスイングのスピード、切り返しの「間」、上半身と下半身の連動・リズムなど、正しい動きでもリズムがずれていると、ミスショットを誘発します。特にドライバーのような長いクラブほど、僅かなズレが酷いミスに繋がります。

そしてこれらのタイミングというのは、0.1秒にも満たない時間であり、しかも機械ではなく「人間の感覚」ですから、ズレている事が自分で気付けないことも多いのです。球の捉まりが悪い、引っ掛ける・・・などミスショットの結果から「タイミングがズレているのかな?」と推測できるだけのケースもあります。

そんな不調の脱出方法として、非常に参考になる動画を紹介します。Youtubeの「魚突きドリル」で一躍人気になった、 山本道場師範=山本誠二コーチのレクチャーです。要約すると・・・

・ゴルフはタイミングのスポーツ
・人間のタイミングは必ずズレ続け、好調も不調も永久には続かない
あえてタイミングを変える技術を身に付けると不調脱出が早まる

・・・という話になります。当サイト管理人も、この話を聞いて腑に落ちました。

全盛期のジャンボ尾崎やタイガーウッズでさえ、調子が悪くて予選落ちすることもありました。どんなゴルフの達人でも「不調なんて存在しない」という人は居ません。よって、不調を無くそう(タイミングのズレを防止しよう)と考えても無駄なので、逆にスランプ時にはいつもと違うスイングをして、タイミングが合う打ち方を探って調子を良くするという考え方です。

日頃の練習で、あえて違う打ち方も試しておくべき

ゴルフに限らず、あらゆるスポーツでは古来より「フォームを固めろ」というのが定説でした。スランプに陥ればフォームのズレを修正すればよい、という考え方です。

この定説に逆らって成功した事例が、米大リーグでも活躍しているダルビッシュ有投手です。野球のピッチャーは、投球フォームを固める事が絶対とされてきましたが、ダルビッシュ選手はあえて何通りもの投球フォームを作っていると語っています。一つのフォームにこだわらず、ブルペンでその日の調子に最も合う投げ方を見つけ、何なら試合中でも別のフォームに変えて、現状でベストな投球を模索するのだそうです。

※その理論の真骨頂が出たのが、2009年の日本シリースでした。ダルビッシュ選手はシーズン終盤に怪我をして、万全とはほど遠い調子でシリーズを迎えていました。そこで「全力投球してもスピードが出ないから」と、素人目に見てもいつもと違う『手投げ』のゆったりとしたフォームでピッチングして、日本ハムを勝利に導きました。

このダルビッシュ投手の考え方は、上記動画の山本誠二コーチの考え方と共通しています。基本となる打ち方・フォームは身に付けるべきですが、いつ何時もそれにこだわるのではなく、不調の時には違う打ち方に変えられるような『引き出しの多さ』があれば、スランプ時でも「原因が分からない・・・」と悩まずに済みます。

スポーツの世界に「イップス」という病気があり、ゴルフでもパターなどでイップスに苦しむプロも少なくないです。このイップスの原因、実は一つのフォーム・リズムに固執しすぎる人ほど陥りやすい、という説もあります。一つだけのフォームしか無いと、本人の体内時計のタイミングがゼロコンマ以下の僅かな時間ズレているだけだと、原因が現れにくいですから、不調脱出までに時間が掛かる可能性が高いのです。

かく言う当サイト管理人も「色んな打ち方を使ってみる」派です。当サイトで紹介しているレッスンプロの打法は全て試し、ある程度は色んな打ち方ができる状態にしています。確かにどれも中途半端で極めては居ませんが、色んな方法論を知っていることが、不調時でもスコアをまとめられる「武器」になっていると思っています。

例えば、球が捉まりすぎて引っかけが多い日は、クォーター理論の「S2」の如く、ボディーターンの意識を早めることで、フックを軽減させています。また、どうしようもなく球がばらつく日は、坂田信弘のジャイロ打法の如く、スタンスを極端に狭めて体重移動を抑制して矯正します。また100ヤード以内のウェッジが下を潜ってショートする悪癖が出る日は、左一軸打法で打ってみたり、パンチショットをしたり、と色々と打ち方を変えています。

ここまで色んな方法論を試すのは、さすがにやりすぎだと自分でも思いますが(汗)、山本誠二コーチの言うように、スタンスやボールの位置を少し変えてみるやり方は、ぜひ試してみるべきだと思います。特にボールを右足寄りにして打つのは、左足下がりやつま先上がりなどダフリやすいライでも使うので、日頃の打ちっ放し練習でも試しておくべきです。

初心者や100を切れない人は、まず一つの動きで固めるべきですが、中級者以上ならいつでも元のスイングに戻せるはずなので、あえて調子を変えるべく、色んな打ち方も試してみましょう。

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