ゴルフ72のコツ
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バンカーショットでダフる位置は「ボール一個分手前」が正解!

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当サイトでは、バンカーショットに関するコツを幾つか書いていますが、それでもなお「バンカーから出せない・・・」という嘆きの声を聞きます。初心者や低級アマチュアにとって、バンカーは思っている以上に鬼門です。「手前をダフるのがコツと言われるけど、どの辺に打ち込めばよいの?」と悩んでいる人が少なくありません。

★バンカーに関するページ;バンカーから一発で出す為の3つのコツ

アマチュアゴルファーがバンカーからで出ない理由は、トップして球が上がらないケース、ダフリ過ぎて球が飛ばずに出ないケース、のどちらかです。そして最も痛いミス、飛びすぎ(ホームラン)のOBで打ち直しというケースもあるでしょう。実はこれらのミスの原因は、全て「スイングの最下点が合っていない」という一点に集約されます。

バンカーショットは砂にクラブヘッドを打ち込んで、砂ごとボールを飛ばす「エクスプロージョンショット」が基本です。ボールだけをクリーンに打とうとすれば、ホームランしたりトップしたりするリスクがあるからです。この砂ごとボールを打つ際に、巷のレッスン書では「ボールの10センチ手前をダフっても大丈夫」なんて教えられていたりしますが、これは間違いです!

大きなスイングで大量の砂ごと打つ事を推奨されがちですが、その場合でも5センチ手前位が限界で、10センチも手前だと砂に潜りすぎてボールを飛ばせません。プロゴルファーのように、薄く砂を取るなら不可能では無いのですが、少しでもスイングの軌道が狂えば全く出ません。

よってアマチュアゴルファーのバンカーショットは・・・

★ボール一個分【約4cm】手前をダフる

・・・これが正解です。5センチ以上手前では潜りすぎるリスクがあり、1〜2センチでは逆にトップの恐れがあるので、目安をイメージしやすいボール1個分手前が、最適なクラブの落とす位置です。ボール一個分手前にヘッドを打ち込めば、フカフカの砂であろうとも、砂面がカチカチに固まっていようとも、ほぼ関係なく安定して出せます。

正確に打ち込むために、コンパクトな振り幅にすべき

ただし、このボール一個分手前に正確に打ち込むには、ハーフスイングでコンパクトに振る事が不可欠です。前述したように、アマチュアがバンカーから出ないのは、ダフリ過ぎにせよトップするにせよ、スイングの最下点が手前過ぎたり直接ボールを打ったり等、ズレている訳です。このズレの原因は、巷でレッスンされるバンカーショットの常識「フェースを開いて大きく振る」という教えにあります。

当たり前の話ですが、大きいスイングをすればするほど、打点はずれやすくなります。ましてやバンカーショットは、足場を固めて振る=下半身が動かしづらい、アドレスでソールを付けられない=ヘッドを浮かせて構える、という通常のスイングと異なる部分が2つもあるのです。大きな振り幅だと、打点がズレやすいのは当然です。


バンカーで打つ前にクラブが砂に触れると2打罰です・・・

通常と異なるスイングを強いられるうえに、正確にボール一個分手前をダフる必要があるのです。大振りなんかしてはダメに決まってます!

初心者のバンカーショットは、クラブヘッドをボール一個分手前に正確に打ち込むために、スイング幅はコンパクトにすべきなのです。具体的には、サンドウェッジで30〜40ヤードのアプローチを打つ振り幅、ヘッドが10〜11時までの高さ位に留めるのがベターです。この位のスイング幅なら、初心者でもかなり正確にボール1個分手前を叩けるはずです。

スイング幅が小さい分、飛距離は出ませんが、グリーン周りのガードバンカーなら5〜10ヤードキャリーで飛ばせば、とりあえずはバンカーから出るはずです。アマチュアのバンカーショットは、とにかく1回で出れば合格点なので、それで十分です。バンカーからピンに寄せようなどと考えるのは、低級アマチュアには100年早い技術です。

このように初心者のバンカーショットは、ボール1個分手前をダフる事が、コツのほぼ8割を占めます。残り2割は、バンカーショットで右にばかり飛ぶ原因のページで書いたように、砂の抵抗に負けないように思いっきり右手を返す「アームローテーション」を行う事です。そもそも3〜4センチ手前だと砂に深くは刺さりませんので、アームローテーションを加えれば、砂の抵抗に負けて飛ばないと言う事は無いはずです。

なお砂面がカチカチのバンカーの場合、コックを使って上から打ち込もうとすると、砂面で跳ねてトップするリスクが高いです。下手に上から打ち込もうとせず、本当に普通のアプローチのようなコンパクトな振り幅で、ボールを僅かにダフり気味に払い打つのが、最もミスが少ない打ち方です。

バンカーショットでクラブを打ち込む位置まとめ
・クラブヘッドはボール一個分手前をダフるのが正解!
・正確に打ち込むために、振り幅はコンパクトにする
・そのうえで右手を返していくアームローテーションを使う

なお上記のバンカーショットは、あくまで初心者〜80代位までの中級者にお勧めする打ち方です。アマでもシングルレベルになってくると、バンカーショットでも距離を打ち分けて、サンドセーブ率(バンカーから2打以内で上がる確率)を上げていく必要があります。しかし低級アマチュアは1発で出ればOK、初心者は大叩きさえしなければ合格なので、このような無難なバンカーショットで堅実に出していけば十分ですよ。

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