ゴルフ72のコツ
初心者でもお金を掛けず、最小限の練習でゴルフが上達するコツを紹介します。

初心者のゴルフの始め方〜買い揃える物など事前準備と手順まとめ

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ゴルフは相当に非日常的なスポーツです。ゴルフ場でプレーする前に、クラブやバッグなどの専用の用具を買い、打ちっ放しなどで練習を重ねる必要があります。またゴルフ場はほとんどが車が無いといけない場所にあり、入場時のドレスコードもあります。

とにかくゴルフは、これから始めようという初心者にとっては、準備することが多すぎて敷居の高いスポーツです。このページでは、これからゴルフを始める人が買い揃える必要のある物、練習しておくべき事など、初心者の事前準備と手順についてまとめました。

ゴルフの始め方〜事前準備と手順まとめ
1.打ちっ放し練習場である程度の練習を積む
 最初からクラブを買う必要は無い!借りればOK
 クラブを買うのはゴルフをやっていく覚悟・確証が得てから
2.クラブやシューズ等を買う
 バッグからクラブ一式のセット販売品でOK
3.ショートコースに行ってみる
 必須ではないが、グリーンを経験するのは大事
4.本番前日まで@〜ゴルフ場までの移動手段を確保
 車が無い人はゴルフ宅急便も活用すべき
5.本番前日までA〜必要なものを準備する
 ボールや小物類、ゴルフ場での服装の注意点
6.本番
 貴重品は特殊ロッカーに預ける
 早めに着いて準備体操や練習も行うべき
 トイレのあるホールの確認も

手順1.打ちっ放し練習場である程度の練習を積む

まずゴルフをプレーする〜実際にコースを回るには、事前に練習してボールをある程度前に飛ばせる状態になっておく必要があります。ボーリングやビリヤードなどは初心者がぶっつけ本番でプレーしてもある程度遊べますが、ゴルフは絶対にまともにプレーできないので要注意です。自分が楽しめないだけでなく、一緒に回る人、そして(進行が遅れる事により)後ろの組で回る人たちにも多大な迷惑がかかります。

ゆえにゴルフデビューする前には、必ず何度かは、町中にあるゴルフ練習場(いわゆる「打ちっ放し」)で球を打つ事に慣れておく必要があります。

★コースデビュー前には、打ちっ放しでの練習が必須!

しかし、打ちっ放しでの練習時に、いきなりゴルフクラブを買い揃える必要はありません。大抵の人は、すでにゴルフを始めている先輩・友人に連れられていくでしょうから、彼らのクラブを借りて打てばよいです。また打ちっ放し練習場では、必ず「貸しクラブ」を行っているので、レンタルして打つのも一つの方法です。

※ただしレンタルでは、かなり古いクラブしか置いてない店もある事には注意です。基本的に新しいクラブほど高性能で、あまりに古いクラブだと、初心者には難しすぎる代物なこともあります。

また打ちっ放し場は、ゴルフコースと違ってドレスコードなどありませんから、Tシャツ&ジーンズでもOK。ゴルフシューズではなくスニーカーでも何も言われません。何せ打ちっ放しには、ランニングシャツに半パンの常連のオッサンとかもいますから(笑)、堅苦しく考えず動きやすい格好で練習すれば良いです。

★関連ページ;ゴルフ練習場(打ちっ放し)が混雑する時間帯と季節

では打ちっ放しでどの程度練習するかですが、基本的にコースデビュー前に「空振りしなくなる」くらいの腕前にはなっておくべきです。真っ直ぐきれいに飛ばすことは、上級者でも難しいです。初心者は高望みせず、ゴロでも良いから確実に前へ飛ばせるようになっておくべきです。

重要なのは、ドライバーとアプローチ(ウェッジでのショット)です。ドライバーである程度距離を稼ぎ、グリーンの近く〜50ヤード以下からある程度乗せられるようになる事が重要です。はっきり言って、この2つが徹底的に磨くだけで、100を切る事くらいなら十分可能です。

★関連ページ;最速で100切りを達成するための練習方法

逆に一般的にありがちで、しかも良くないアドバイスとして「7番アイアンを打てるようになっておけ」という理論。これは完全に間違いなので、惑わされないようにして下さい!

★関連ページ;7番アイアンはアマチュアには難しいクラブ

現代の7番アイアンはかなり難易度が高く、初心者には難しいクラブです。ティーアップしない地面からのショットは「ユーティリティの5〜6番」というクラブを練習するのがお勧めです。7番アイアンよりもはるかに簡単・易しいクラブであり、しかも7番よりも飛ぶからです。

手順2.クラブやシューズ等を買う

こうして何度か打ちっ放しに行って球を打ち、空振りせずに前に飛ぶようになってきたら、とりあえずコースデビューの最低ラインは突破です。この段階に来て「自分は本当にゴルフをやっていくのだ!」という覚悟が出来たら(楽しいから続けようと思うなら)、そこで初めて自分用のクラブ・用具を買い揃えると良いでしょう。

手順としては、先に道具を買い揃えようとする人も居ますが、何せゴルフクラブ等を一式買い揃えようとすれば、新品なら10万円前後はかかるので、安い買い物とはいえません。始めて見たけどすぐに嫌になったとか、会社関係の付き合いで必要だったが無くなった、などと途中でゴルフを止める人も居るので、いきなりクラブを買うのは当サイトではお勧めしません。「今後もゴルフをやっていく」という決意・確証が得られてからで十分です。

そして、ゴルフクラブは拘り出せばきりがない商品ですが、初心者では差は出ないので、キャディーバッグにドライバーからパターまで一式入ったセットを買うのが手っとり早い方法です。ゴルフにハマってやりこむようになれば、徐々に好きなものへと買い換えていけばよいです。

★関連ページ
初心者のアイアンセットの選び方〜5つのポイント
初心者は5番アイアンを捨ててユーティリティを使え!

セット販売商品で注意するのは、5番アイアンが入っていない(ユーティリティになっている)商品を選ぶことです。5番アイアンは上級者でも中々打ちこなせない代物であり、初心者には絶対に使いこなせないクラブです。にもかかわらず、初心者向けの一式セット販売の中にも5番アイアンが入っている「不親切な商品」も少なからず存在します。どうせ使わない(使えない)で5番ユーティリティーを買い足す事になるので、最初からそうなっているセットを選ぶのが賢明です。

それ以外は大体、初心者向けの仕様になっているはずなので、後は見た目の好みと値段だけで決めてOKです。

そしてこのタイミングで、ゴルフシューズも買い揃えるのがお勧めです。コースではゴルフシューズは必須(スニーカーはドレスコード的にNG)だからです。当サイト管理人は、管理が楽で、打ちっ放し練習場でも同じ感覚で打てるスパイクレスシューズをお勧めしています。

手順3.ショートコースに行ってみる

さて、クラブ・キャディバッグにシューズまで揃えたとしても、そのまま本物のゴルフコースに出ずに「ショートコース」へ行って、ゴルフの感覚を掴む〜という手順を踏むのも有効です。当サイト管理人も、本番前にショートコースでデビューしました。

ショートコースとは、通常よりもコンパクトで短い距離にしたゴルフ場の事です。打ちっ放し練習場の側に併設されていたり、河川敷などで存在する場合もあります。

ショートコースでは、ほとんどがパー3という短いホールばかりです。料金も9ホールで2千円程度が相場なので本コースより安いですし、しかも(コースによりますが)ドレスコードなど無く、一人で回る事も可能な所も多いです。アプローチやパターなど、ゴルフのグリーン上での感覚を掴んでおくことは重要なので、初心者の人は本コースデビューの前に、一度ショートコースに行ってみる事をお勧めします。

本番前日までの流れ@〜ゴルフ場までの移動手段を確保

いよいよ本当のゴルフコースでデビューとなった時、まず最も重要なのが、ゴルフ場までの「足(移動手段)」の確保です。

コースによりますが、大抵のゴルフ場は山奥にあり、自家用車がないと行けません。車を持っていない人は、一緒に回る人に乗せて貰うしかない訳です。ゴルフ場と同じ方向に貴方の家があるなら楽ですが、逆方向だとさすがに「家まで迎えに来て」というのは気が引けますし、時間の問題もあります。ゴルフは早朝から始めるので、そもそも時間的余裕が無いうえ、渋滞でスタート時間に遅刻したら他の組の人達にまで迷惑をかけます。

そこで活用したいのが、ゴルフ宅急便です。キャディバッグだけ先に郵送しておけば、乗せて貰う人が拾いやすい場所まで(電車なりバスなりで)自分が移動すればよい訳です。

★関連ページ;ゴルフ宅急便の使い方と注意点

往復便で頼んでおけば、ゴルフ場のスタッフが業者に取り次いでくれるので、帰りも手ぶらで楽チンです。なおゴルフ宅急便には、どんなに近場でもプレー日の2日前がリミットだという事、など幾つかの注意事項もあります。

本番前日までA〜必要なものを準備する

次に前日の準備。ゴルフボール、ティ、ボールマーカーなどゴルフには必要物が多いので、忘れ物がないか確認します。ですが、この手の小物類は必ずクラブハウスで売っていますので、万が一忘れても焦る必要はないです。またボールマーカーやグリーンフォークなどは、ゴルフ場によっては無料配布しています。

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初心者がゴルフ場に持っていくべき物
初心者のゴルフボールの選び方〜お勧めのメーカーは?

ボールは、初心者はOBや池ポチャでかなり無くすことが避けられないので、最低でも1ダース(12個)、できれば15個くらいは用意すべきです。無くなるペースが多いようなら、昼休憩の際にクラブハウスで購入すべきでしょう。

ゴルフ場での服装の注意点

最後に服装について。ゴルフ場にはドレスコードがあり、ジーンズやサンダルなどでは入場NGですし、プレー時も襟付きのシャツ着用がマナーです。

★関連ページ;ゴルフ場での服装(ドレスコード)がOK・NGな本当の範囲

ドレスコードは面倒くさいですが、これがしっかりしているからこそ、DQNな輩を排除し「紳士のスポーツ」として成り立っているのです。何も無理して高いジャケットとかゴルフウェアを買う必要はないですが、最低限のモラルを守る事は必須です。上流階級の仲間入りする気分で、マナーを守るように心がけましょう。

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