ゴルフ72のコツ
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ドライバーとアイアンは同じ打ち方・・・で無くても良い!

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プロゴルファーに聞くと、ほとんどの人が「ドライバーとアイアンは同じスイングだ」と答えます。同じ打ち方だが、ボールの位置とティーアップの有無があるから「勝手にアイアンはダウンブローで、ドライバーだけアッパーブローになる」と言うのです。

確かにこの「ドライバーとアイアンの打ち方は同じ」というのが、理想のゴルフスイングです。多くのレッスン書でも「同じだ」と書かれていますし、ゴルフスクールに行ってもそのように教わるはずです。

しかし実際には、ドライバーとアイアンを全く同じスイングが出来ているアマチュアゴルファーは極めて少数派です。当サイト管理人の雑感だと、80台を出せる中級ゴルファーでも、ドライバーとアイアンを全く同じ感覚で振れている人はほとんどおらず、100を切れない初心者に至ってはほぼゼロだと言えます。

「ドライバーが調子よいのにアイアンは悪い(またはその逆)」なんて状態になる人は、同じスイングでは無いということを証明しています。ドライバーとアイアン・ユーティリティその他のクラブを、同じスイング・同じリズムで打ちこなすことは、物理的に難しいのです。

ですから当サイトでは、ドライバーとアイアンは全く別物だと割り切り、ドライバーは異なる打ち方をしてもOKだ!と提唱しています。ドライバーはとにかく圧倒的に難しい・ミスしやすいクラブなので、アマチュアゴルファーは特別な対策をする方が有効です。

ドライバーとパターだけは他と異なる異質なクラブ

まず理解しておくべき事は、ドライバーは全てのゴルフクラブの中で、ダントツで長く、圧倒的にヘッドが大きく、重さも一番軽く作られているクラブです。そして打つのは全て、ティーアップして地面から浮いた状態です。

初心者の人でも、パターだけは他のクラブとは違う特殊なものだという認識はあるでしょう。使う場面はグリーン上とその周辺だけ、球は転がすオンリーで、フルスイングする事もないのですから、他のクラブとは異なる打ち方をするのは当然ですよね。

であるなら、ティーショット限定のドライバーも「極めて異質なクラブ」なのですから、アイアンやユーティリティなどと全く違う打ち方・スイングになっても問題は無い訳です。

例えば初心者や低級アマチュアに多い、ドライバーのスライスが酷い人は・・・

・ドライバーだけ超クローズドスタンス(右足を後ろに引く)
・ドライバーだけ超フックグリップで握る

という方法を取るのも一つです。ショートアイアンやウェッジでこのようなアドレス・グリップを行えば、相当に左へ引っかけやすくなるのでお勧めできません。しかしドライバーは、前述のように「長くて軽くてヘッドも飛び抜けて大きい」という性質から、とにかく圧倒的にスライスしやすいクラブなのです。ゆえにドライバーショットだけ、アドレスやグリップを変えて強引にスライスを防ぐのが、手っ取り早い解決方法です。

※関連ページ;初心者は絶対にフックグリップで握るべき!

また身体が硬くて回らない(捻転不足)という人は

・ドライバーだけ左足かかとをヒールアップする

という方法もあります。左足かかとを浮かせれば、身体が硬い人や高齢で柔軟性が衰えてきた人でも、無理なく大きなトップが作れて、飛距離を稼ぎやすくなります。

2打目以降のアイアンやユーティリティでヒールアップすると、スイング軌道が不安定になりやすいので、ダフリやトップの危険性が高まります。しかしティーグラウンドは概ね平らですし、ティーアップしているのでダフリの心配も少なく、またドライバーはヘッドが大きいので打点のズレにも強いので、ヒールアップしても大きなミスは起きにくいのです。

ドライバーだけヒールアップしたり、リズムが速くてもOK

飛距離が出ない人は、ドライバーだけリズムを早くして振ってみる方法もあります。例えば、他のショットはテイクバックからインパクトまで「1・2・3(チャー・シュー・メン)」と三拍子で振っている人は、ドライバーだけ「1・2」の二拍子にして、全体の動作を速くするのです。


※ドラコンプロ・小林史氏の「速いリズムで振れ」というレッスン。

ゴルフでは多くの人が、バックスイングのリズムを速くするほど、ダウンスイング(つまりヘッドスピード)も同じように速くなります。かのジャンボ尾崎プロも「飛ばしたければテイクバックから速く上げろ!」と言っています。

・ドライバーだけ速いリズム(テンポ)でバックスイングする

これもまた、飛距離よりも精度が大事なアイアンショットでは、決して推奨できる方法ではありませんが、ドライバーショット限定なら取り入れても良い理論です。

ドライバーとアイアンは同じ打ち方で無くても良い、まとめ
・ドライバーはティーショット限定の特殊なクラブ
・だからアイアンやユーティリティと違う打ち方でもOK
・スタンス、グリップ、リズム、等を変えるのも一つの方法

繰り返しになりますが、これらの方法は決してベストだとは言いません。ドライバーからショートアイアンに至るまで、全て同じアドレス・スイング・リズムで振れる事が、ゴルフスイングの理想であることは間違いないです。しかし、一般的なアマチュアゴルファーの練習量(週1〜2回・100球打つ程度)で、それをマスターするのは中々難しいのが現実です。

皆さんの大半は、プロゴルファーを目指している訳では無いでしょう。目的はアンダーパーで回ることでも、究極のスイングを追求することでもなく、単に「コンスタントに100を切りたい」とか「次のコンペで恥ずかしくない結果を出したい」程度なはずです。

であるなら、プロや上級者から見れば「邪道な考え方」であっても、コースで良い球が打ててそれなりのスコアで回れる方法を、初心者の人は追求すべきだと思います。ドライバーとアイアンが、全く別の打ち方でも、結果が出せるのであればそれで良いのです。

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